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＜社説＞米の多様性否定 尊厳傷つけ分断進める
2025/02/18 (Tue) 13:03:30
トランプ米大統領がバイデン前政権のDEI（多様性・公平性・包括性）政策を撤回。政権の意を酌み、グーグルやマクドナルドなど世界的な米企業が、多様化推進策の見直しを表明した。
人種や性の多様性は移民国家・米国の社会や企業の成長を支え、世界中から多彩な人を呼び込む原動力にもなってきた。トランプ氏は歴史に逆行し、人間の尊厳を否定する決定を撤回すべきだ。
保守強硬派を地盤とするトランプ氏は就任直後、性別を「生物学的な男女」に限るとする政府方針を定め、性的少数者（LGBTQなど）に厳しい態度を示し、政府機関のDEI担当者に休職を命じるなど強権を発動した。
トランプ氏は少数派優遇が「行き過ぎ」などと主張するが、白人至上主義者を擁護する言動が目立った1期目にはアジア人や黒人への憎悪犯罪が増え、「ブラック・ライブズ・マター（黒人の命も大事だ）」など反差別運動も激しさを増した。深まった分断の融和を重視した前政権の政策は「行き過ぎ」とまでは言えまい。
つづきは、東京新聞へ
人種や性の多様性は移民国家・米国の社会や企業の成長を支え、世界中から多彩な人を呼び込む原動力にもなってきた。トランプ氏は歴史に逆行し、人間の尊厳を否定する決定を撤回すべきだ。
保守強硬派を地盤とするトランプ氏は就任直後、性別を「生物学的な男女」に限るとする政府方針を定め、性的少数者（LGBTQなど）に厳しい態度を示し、政府機関のDEI担当者に休職を命じるなど強権を発動した。
トランプ氏は少数派優遇が「行き過ぎ」などと主張するが、白人至上主義者を擁護する言動が目立った1期目にはアジア人や黒人への憎悪犯罪が増え、「ブラック・ライブズ・マター（黒人の命も大事だ）」など反差別運動も激しさを増した。深まった分断の融和を重視した前政権の政策は「行き過ぎ」とまでは言えまい。
つづきは、東京新聞へ