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性的少数者がおびえるドイツ議会選、極右台頭で権利後退

2025/02/23 (Sun) 04:43:58
ドイツの多くの性的少数者(LGBTQプラス)にとって、23日に行われる連邦議会(下院)選挙はもはや新たな権利を勝ち取る機会ではない。今は最善のシナリオでも、苦心の末ようやく手に入れた成果を何とか守り、生活環境の悪化を防げれば御の字だ。
「政治家たちは発効して3カ月しか経過していない『自己決定法』の撤回に言及している。何とばかげたことだ」と憤るヨヨ・ルートヴィヒさん(26)は昨年、この法律に基づいて自身が男性でも女性でもない「ノンバイナリー」と認定されたばかりだ。
ドイツでは同法のおかげで、性別変更は地元の登録機関への申告だけで可能になった。これに従ってルートヴィヒさんを含む何千人ものトランスジェンダーが、既に性別変更を終えるか、変更の申請を申し入れている。
それまで性別変更手続きには何年も待たされ、多額の出費を強いられた上に、性的関心や下着の好みまで医師の質問をしつこく受けなければならなかった。

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